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研究室のポリシー

私たちの研究室では、自由な雰囲気のもと、メンバーが各自のペースで研究活動を実施しています。

研究室で重視していることは、

  • 常識にとらわれないこと
  • 失敗を恐れずにチャレンジすること
  • とにかく、全力を尽くすこと

です。

このような姿勢ができていれば、必ず研究成果はついてきます。

とはいえ、未知のことに挑戦しているわけですから、努力が研究成果として間違いなく表れるとは限りません。

たとえ、研究成果として実を結ばなかったとしても、苦労して得た経験や人脈というのは、その後の人生にかけがえのない宝になるはずです。

研究室では、挨拶と会話を重視します。これは、発想の瞬発力を鍛えます。

たとえば、廊下で誰かとすれ違うとします。このとき、あなたの頭の中では、いろんな考えが働きます。

最悪なのは、黙ってすれ違おうという考えです。

そこを頭を巡らせて、何か一言気の利いた言葉をかければ、そこであなたの印象もアップしますし、あなたの発想も鍛えられたことになります。

このようなことの繰り返しで、研究だけでなく、発表、発想力が鍛えられると思います。

ぜひ、このような研究生活を過ごしてみたいと思いませんか。

統計物理学のフィードバック授業

統計物理の授業が時間切れで中途半端に終わってしまったので、試験終了後1週間のフィードバック授業期間に講義を行いました。

誰も来てくれなかったらどうしようと思いながら、吉田南キャンパスの講義室(200人収容)に入ると、5名ほどいてくれて一安心。

最終的に、13名ほどの学生さんが参加して下さいました。

無事に、ボーズアインシュタイン凝縮まで進んで、最後に記念写真をぱちり。

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半年間お世話になりました。

 

J. App. Phys.に論文掲載

Journal of Applied Physics誌上に高温超伝導体からのテラヘルツ発振に関する研究成果を発表しました。

Temperature dependence of terahertz emission by an asymmetric intrinsic Josephson junction device 
J. Appl. Phys. 117, 043914 (2015); http://dx.doi.org/10.1063/1.4906849
高温超伝導テラヘルツ光源において温度やバイアス電流による発振周波数のチューニングのメカニズムを解明しました。構造および発振条件の異なる3種類のデバイスを作成し、それぞれに特徴的な温度依存性を発見しました。超伝導を特徴付ける基礎的な物理量である磁場侵入長の温度依存性によって発振周波数の温度依存性が説明できることが示されました。

THz-plasma2014報告(正式版)

第9回高温超伝導体における固有ジョセフソン効果とテラヘルツ発振に関する国際会議(略称: THz-plasma 2014)」は2014年11月30日(日)から12月3日(水)の4日間にわたり、京都大学百周年時計台記念館国際交流ホールなどで開催されました。

オープニングトーク
掛谷によるオープニングトーク

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J. Phys. Soc. Jpn.に論文掲載

J. Phys. Soc. Jpn.にD1野村君第一著者の論文が掲載されました。

Y. Nomura, T. Mizuno, H. Kambara, Y. Nakagawa, and I. Kakeya
“Enhanced Macroscopic Quantum Tunneling in Capacitively Coupled BiPb2201 Single-Layered Intrinsic Josephson Junctions”

DOI: http://dx.doi.org/10.7566/JPSJ.84.013704

本論文では、高温超伝導体に内在する固有ジョセフソン接合において起きる巨視的量子トンネル現象について、原子スケールの相互作用(電荷結合)の存在を示す実験結果を報告しています。
固有ジョセフソン接合では、超伝導の巨視的量子効果によって巨視的なスケールの相互作用(磁気結合)が明らかになっており、この成果により高温超伝導体を用いた量子ビットやテラヘルツ光源の開発が促進されます。

感謝:国際学会が無事終了しました

11月30日から12月3日まで実施した国際学会THz-plasma2014の主催を無事終えることができました。各国からお越し頂いた皆さん、奴隷のように働いてくれた研究室の学生さん、アルバイトに参加してくださった京大の学生さんに感謝します。また、支援くださった財団、学会、企業の皆様に感謝申し上げます。

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この集合写真はエクスカーションの前で、ちょっと寒かったですが天候も良く、皆さん最高の笑顔です。

国際会議の準備を進めています

日曜日から始まる国際会議、THz-Plasma2014の準備を進めています。

本日は口頭発表の練習に引き続き、参加者へ配布する会議バックの袋詰め作業を行いました。

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総勢10名で約100部のプログラム、ノート、協賛パンフレットを工学研究科オリジナルのトートバッグに入れます。

これがその成果の一部

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ネームカードの整理に少し難航しましたが、1時間半で予定されていた作業を終了しました。明日吉田キャンパスに運搬します。

盛り上がってきましたね。