4月30日から5月3日までトルコのアンタルヤで行われた国際学会9th International Conference on Magnetic and Superconducting Materials (MSM15)で掛谷が”Terahertz Emission and Coupled Macroscopic Quantum Tunneling in BSCCO Intrinsic Josephson Junction“と言う題目で、招待講演を行いました。
4月30日から5月3日までトルコのアンタルヤで行われた国際学会9th International Conference on Magnetic and Superconducting Materials (MSM15)で掛谷が”Terahertz Emission and Coupled Macroscopic Quantum Tunneling in BSCCO Intrinsic Josephson Junction“と言う題目で、招待講演を行いました。
2月27日、東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライトで実施された日本原子力機構計算科学研究センターセミナー「固有ジョセフソン接合の新展開」において、掛谷と野村(D1)がそれぞれ40分の招待講演を行いました。
掛谷は、固有ジョセフソン接合からのテラヘルツ波発振についての最近の成果である、素子の温度分布と発振強度の相関について発表を行いました。
野村は、固有ジョセフソン接合における巨視的量子トンネル現象について、さまざまなBi系超伝導体における系統的な成果について発表しました。
他研究機関からの参加者からも講演があり、密度の濃い議論が展開されました。
11月30日から12月3日まで実施した国際学会THz-plasma2014の主催を無事終えることができました。各国からお越し頂いた皆さん、奴隷のように働いてくれた研究室の学生さん、アルバイトに参加してくださった京大の学生さんに感謝します。また、支援くださった財団、学会、企業の皆様に感謝申し上げます。
この集合写真はエクスカーションの前で、ちょっと寒かったですが天候も良く、皆さん最高の笑顔です。
岩手県雫石町で行われた低温工学・超電導学会東北北海道支部第19回超電導・低温若手セミナーに招待頂き、講演させていただきました。
京都を出発し、新幹線を東京で乗り継ぎ、はやぶさに乗車しました。
東京駅から2時間余りで盛岡駅に到着。とても速いです。飛行機はちまちま移動とか待ち時間があることを考えると、新幹線が移動の時間も有効に使えて良いです。しかも、伊丹から盛岡花巻へはJALしかとんでいないので、安いチケットがない。
盛岡駅に集合し、バスで会場「赤い風車」へ。
まずは東北大野島さんの講義「超伝導薄膜と渦糸状態」。
学生時代のYBCOエピタキシャル薄膜育成の話から、渦糸グラス理論、最近の電界誘起超伝導の話まで、筋の通った、わかりやすく、少し高尚な話でした。
野島さんとは、渦糸物理関係で良くご一緒しますが、ここまで長い講義をお聞きしたのは初めてで、東北大のベストティーチャー賞(?)を受けるのもよく分かります。
次は、学生さんの発表でした。
9名の学生から発表がありました。
いずれも、M1とB4で、きちんと研究が進んでいる、という印象を受けました。
うちの研究室の学生にも見せたかった発表でした。
翌日朝は、私の講義。
「固有ジョセフソン接合の物理と高温超伝導テラヘルツ光源」と題して、固有ジョセフソン接合の導入から最近のテラヘルツ発振の話、巨視的量子トンネルの実験について報告しました。
少し研究の最先端に行き過ぎたかな、という感もありましたが、聴講頂いた学生の皆さん、東北北海道支部の役員の先生方からも質問をいただきました。
しかも、時間を10分ぐらい超過してしまいました。スミマセン。
その次の講義は、鉄道総研の長島さんの講義でした。
「磁気浮上式鉄道と超電導技術」
超伝導MAGLEVの開発の歴史と、L0の営業運転に向けた現在の試験状況の報告でした。
ちょうど、8月中旬のASCでJR東海ワシントン事務所の方の講演を聞いたあとで、しかもリニア中央新幹線の工事認可が下りた直後で、非常にタイムリーな聴講になりました。
宿の前で写真撮影し、盛岡駅で解散しました。
帰りのはやての車窓からは、刈り取り間近の岩手の美田がよく見えました。
最後になりましたが、東北北海道支部の役員の皆様、お誘い頂いた岩手大の内藤さんに御礼申し上げます。