「テラヘルツ」タグアーカイブ

日本物理学会第70回年次大会で2件の発表

3月21日から24日に早稲田大学で開催された日本物理学会第70回年次大会において、掛谷と辻本が口頭発表を行いました。

題目 著者 所属
Bi2Sr2CaCu2O8+δ固有ジョセフソン接合メサ構造における温度分布の動的制御とテラヘルツ発振の同時観測
辻本学
神原仁志
岸本卓也
温一凡
吉岡佑介
中川裕也
秋山弘樹A
卞舜生A
為ヶ井強A
Fabian RudauB
Raphael WielandB
Reinhold KleinerB
掛谷一弘
京大院工
東大院工A
Universität TübingenB
Bi2Sr2CaCu2O8+δ固有ジョセフソン接合テラヘルツ光源の偏光制御のための形状および電極効果
吉岡佑介
辻本学
中川裕也
掛谷一弘
京大院工

(文責:辻本)

応用物理学会春季学術講演会で3件の発表

3月11日から14日まで東海大学湘南キャンパスで行われた応用物理学会春季学術講演会で以下の3件の発表を行いました。

11.1 超伝導/基礎物性

野村 義樹、温 一凡、神原 仁志、掛谷 一弘

温 一凡、吉岡祐介、野村 義樹、辻本学、掛谷 一弘

3.9  光・フォトニクス/テラヘルツ全般

吉岡 佑介、辻本 学、中川 裕也、〇掛谷 一弘

OTST2015で辻本が発表

3月8日~13日にアメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴで開催された国際学会Optical Terahertz Science and Technology (OTST) 2015に辻本が参加し、本研究室から2件のポスター発表を行いました。テラヘルツ科学技術の最先端研究に取り組む世界中の研究者たちと活発に議論しました。

OTST2015MTphoto常春のミッション湾を背に

(文責:辻本)

掛谷、野村が日本原子力研究機構計算科学研究センターで講演

2月27日、東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライトで実施された日本原子力機構計算科学研究センターセミナー「固有ジョセフソン接合の新展開」において、掛谷と野村(D1)がそれぞれ40分の招待講演を行いました。

掛谷は、固有ジョセフソン接合からのテラヘルツ波発振についての最近の成果である、素子の温度分布と発振強度の相関について発表を行いました。

野村は、固有ジョセフソン接合における巨視的量子トンネル現象について、さまざまなBi系超伝導体における系統的な成果について発表しました。

他研究機関からの参加者からも講演があり、密度の濃い議論が展開されました。

辻本が応用物理学会関西支部講演会でポスター最優秀賞を受賞

2月27日に奈良先端科学技術大学院大学で実施された創エネ・省エネに関する材料・デバイス研究をテーマとした応用物理学会関西支部平成26年度第3回講演会「関西発グリーンエレクトロニクス研究の進展」にて、辻本と小森(D2)がポスター発表を行いました。

最も優秀なポスター発表者に贈られるポスター最優秀賞を辻本が受賞しました。

150227MT

(文責:辻本)

J. App. Phys.に論文掲載

Journal of Applied Physics誌上に高温超伝導体からのテラヘルツ発振に関する研究成果を発表しました。

Temperature dependence of terahertz emission by an asymmetric intrinsic Josephson junction device 
J. Appl. Phys. 117, 043914 (2015); http://dx.doi.org/10.1063/1.4906849
高温超伝導テラヘルツ光源において温度やバイアス電流による発振周波数のチューニングのメカニズムを解明しました。構造および発振条件の異なる3種類のデバイスを作成し、それぞれに特徴的な温度依存性を発見しました。超伝導を特徴付ける基礎的な物理量である磁場侵入長の温度依存性によって発振周波数の温度依存性が説明できることが示されました。

感謝:国際学会が無事終了しました

11月30日から12月3日まで実施した国際学会THz-plasma2014の主催を無事終えることができました。各国からお越し頂いた皆さん、奴隷のように働いてくれた研究室の学生さん、アルバイトに参加してくださった京大の学生さんに感謝します。また、支援くださった財団、学会、企業の皆様に感謝申し上げます。

IMG_3049

この集合写真はエクスカーションの前で、ちょっと寒かったですが天候も良く、皆さん最高の笑顔です。

Physical Review Applied誌に論文掲載

アメリカ物理学会Physical Review Applied誌(オンライン版)に辻本氏第一著者の論文が掲載されました。

本研究で高温超伝導テラヘルツ光源における温度分布の可視化と制御に成功し、温度分布とテラヘルツ発振強度の関係をはじめて明らかにしました。この成果により、高出力連続テラヘルツ光源を設計することが可能となります。

M. Tsujimoto, H. Kambara, Y. Maeda, Y. Yoshioka, Y. Nakagawa, and I. Kakeya
“Dynamic Control of Temperature Distributions in Stacks of Intrinsic Josephson Junctions in Bi2Sr2CaCu2O8+δ for Intense Terahertz Radiation”

DOI: http://dx.doi.org/10.1103/PhysRevApplied.2.044016

研究成果は京大HPでも紹介されました。
リンク: 京都大学ホームページ 研究成果

(文責 辻本)

日刊工業新聞に記事掲載

10月23日付の日刊工業新聞(19面)に研究成果が掲載されました。『テラヘルツ光源 温度分布を可視化 高出力装置設計に道』という見出しで、10月29日公開の原著論文と来月京大で開催される国際会議が紹介されました。記事の内容は下のリンクからご覧いただけます。

リンク
日刊工業新聞 『京大、テラヘルツ光源の温度分布の可視化に成功-高出力装置設計に道』

紙面イメージ

(文責 辻本)

京大HPプレスリリースに掲載

京都大学ホームページで本研究室の研究成果がプレスリリースされました。辻本氏第一著者の原著論文は10月29日にアメリカ物理学会Physical Review Applied誌(オンライン版)で公開されます。11月30日から京都大学で開催される国際会議「THz-Plasma 2014」では本成果について口頭発表を行います。

リンク:
高温超伝導体を用いた新しいテラヘルツ光源における温度分布の可視化と制御に成功 -小型コヒーレントテラヘルツ光源の実現につながる重要な手がかり-(京都大学ホームページ 研究成果)

(文責 辻本)