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卒業研究のための研究室公開を実施

卒業研究配属のための研究室公開を実施しました。

この日は、電子工学専攻の7研究室が5巡のスケジュールで、研究室配属希望の学生の訪問を受け入れて、研究室の説明を行います。

集積研には、16名の学生さんが訪問されました。ありがとうございました。

皆さん、真剣に話を聞いて下さるので、私たちも必死で話してあっという間に時間が来てしまいました。

3月末の配属が大変楽しみです。

Optics Express誌に論文掲載

本研究室の新しい論文が米国光学会(Optical Society of America)出版局のOptics Express誌に掲載されました。

本研究では高温超伝導体を使った小型テラヘルツ光源における空洞共振効果について、矩形メサ構造の短辺および長辺方向それぞれの横磁場モードの観測に成功しました。この成果により、十分なコンセンサスが得られていなかった従来の議論をようやく結論に導くことができました。モード同定を正確に行うための新しい実験系を構築し、電磁界シミュレータを使った数値解析を取り入れることで測定結果を詳細に解析しました。単一素子で横磁場モードを自在に制御できることは、広帯域発振器の開発や偏波制御素子の実現といった応用につながります。

M. Tsujimoto, I. Kakeya, T. Kashiwagi, H. Minami, and K. Kadowaki
“Cavity mode identification for coherent terahertz emission from high-Tc superconductors”

DOI: http://dx.doi.org/10.1364/OE.24.004591

小森祥央氏博士論文公聴会を実施

本日、本研究室D3の小森の博士学位論文

Epitaxial Growth and Superconducting Properties of 1212 Copper Oxides

の公聴会が行われました。

研究室のメンバーだけでなく、就職したOB、他の研究室の学生さんにも参加頂きました。ありがとうございました。

夜には、天寅で謝恩会を行い、お世話になった方々を招待しました。

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学士論文試問会が行われました

京都大学工学部電気電子工学科の学士論文試問会が、本日行われました。集積機能工学研究室からは、3名が2月12日に学士論文を提出し、本日の試問会に臨みました。

熱心な練習の成果ですばらしい発表が聞けました。

来年の試問会でも、他の研究室の先生方を驚かせるような発表が出来ることと思います。

修士論文公聴会が執り行われました

2月8,9日の二日間、平成27年度修士論文公聴会が桂キャンパスで行われました。

集積研からは、2件の修士論文

  • 温一凡「La置換Bi2Sr2CaCu2O8+δ固有ジョセフソン接合におけるテラヘルツ発振」
  • 鵜沢旭「テラヘルツ時間領域分光法を用いた1212型銅酸化物高温超伝導体の高周波伝導度に関する研究」

を提出して、無事に公聴会で合格が認められました。

おめでとうございます。

学振特別研究員(SPD)辻本学が筑波大学の助教に転出

日本学術振興会特別研究会(SPD)として、当研究室で活躍した辻本学が筑波大学数理物質系に国際テニュアトラック助教に1月1日付で着任のため、転出しました。集積研では、数多くの論文を書き、多数の賞を授賞しました。

筑波大学では、助教ながら研究室主宰者として、研究を自律的に進めて行きます。

今後とも活躍されること間違いありません。

2015年忘年会(兼歓送迎会)を開催

クリスマスの迫った12月19日、集積機能工学研究室忘年会を高辻通りのトロサバ料理専門店SABARで行いました。

今回は、5月から秘書を務めて下さっている渡邊さんの歓迎会と、学振SPD辻本さんの歓送会を兼ねて行いました。

研究室の卒業生が3名、日頃お世話になっている極低温施設からも2名ご出席頂きまして、大盛り上がりでした。

まず、これまでに食べたことがないほど美味しいサバをこれでもか、と言うほどのバリエーションで頂けたことが好評でした。

ついでに言うと、このお店、サバづくしは料理ばかりでなく、会話の仕掛けがあらゆるところに置いてある点も、面白い選択でした。

最後に、研究室を卒業する辻本さんに学生から記念品を贈り、ご本人からこれまで隠していた本音を交えた挨拶があり、今後の豊かな交流を予期させる会となりました。

信貴賞

低温工学・超電導学会関西支部の「信貴賞」を辻本が受賞しました。この賞は、低温工学・超伝導若手合同講演会の講演者のうち、超伝導エレクトロニクス、低温・超伝導基礎物性、ナノテクノロジーによる低温工学・超伝導研究、低温デバイス開発、超伝導線材および超伝導マグネット開発、ならびにその応用分野で優秀な研究に取り組んでいる最優秀若手研究者を有識者が選定し、同分野を活気あふれるものとするために贈呈されるものです。

低温工学の発展に多大な貢献をされ2010年に亡くなられた大阪市立大学名誉教授の故・信貴豊一郎先生のお名前を冠した大変名誉ある賞です。

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写真は低温工学・超電導学会関西支部ホームページから転載

(文責:辻本)

第14回低温工学・超伝導若手合同講演会で講演

大阪市立大学文化交流センターで開催された第14回低温工学・超伝導若手合同講演会において、辻本が講演を行いました。

題目 著者 所属
高温超伝導体を使ったコヒーレントな連続テラヘルツ光源の開発
辻本学
京大院工

リンク: 低温工学・超電導学会関西支部ホームページ

(文責:辻本)

第23回渦糸物理国内会議で4件の発表

12月7日から9日に福岡県福岡市の休暇村志賀島で開催された第23回渦糸物理国内会議において、3件の口頭発表と1件のポスター発表を行いました。

【口頭】

題目 著者 所属
PbSr2(Ca,Y)Cu2O8における固有ジョセフソン特性とテラヘルツ時間領域分光法による超伝導揺らぎ
小森祥央
鵜沢旭
掛谷一弘
京大院工
Bi 系固有ジョセフソン接合における巨視的量子トンネル確率の層間結合効果
野村義樹
神原仁志
岡本陸
温一汎
掛谷一弘
京大院工
Bi-2212 固有ジョセフソン接合テラヘルツ発振におけるストライプ状微細発振構造に関する考察
辻本学
斉藤寛
土居卓司
温一凡
Asem Elarabi
掛谷一弘
京大院工

【ポスター】

題目 著者 所属
PbSr2(Ca,Y)Cu2O8における固有ジョセフソン特性とテラヘルツ時間領域分光法による超伝導揺らぎ
小森祥央
鵜沢旭
掛谷一弘
京大院工

リンク: 第23回渦糸物理国内会議サイト

(文責:辻本)