遠赤外分光器Bomem DA3(カナダ製)を廃棄することになりました。
高温超伝導発見直後の1989年ごろに購入した装置で、きわめて高分解能(0.3 GHz)のFTIR装置です。
国内にもまだ使用している研究室がありそうなので、パーツとして役立てないかと思い、取り扱いの業者に連絡したところ、引き取りたいとの連絡を頂きました。
遠赤外の天文関係の研究室とか、テラヘルツ光源を開発している研究室ではまだ使用されているそうです。
我々も、テラヘルツの研究を始めたときに使用することを検討しましたが、光源の水銀ランプが頭上の高い位置にあるので、クライオスタットを使う高温超伝導テラヘルツ光源への使用は断念しました。。
スキャンチューブを含めて、ほとんどのパーツを引き取って頂けるようで、ちょっといい事をした気分です。
作業終了後の筐体。がらんどうです。
スキャンチューブ
大阪大学のAlexander Grib客員教授と川山准教授にお越しいただき、ジョセフソン接合列の同期現象に関する理論研究についてレクチャーしていただきました。本研究室の最近の実験結果も紹介し、非常に有意義な議論をさせていただきました。
(文責 辻本)
辻本学博士研究員が第36回応用物理学会講演奨励賞を受賞しました。この賞は、2014年応用物理学会春季学術講演会において、応用物理学の視点から極めて価値のある一般講演論文を発表した若手会員に授与されるものです。
受賞を記念した受賞記念講演が2014年応用物理学会秋季学術講演会で行われます。皆様のお越しをお待ちしております。
【参考】
第36回(2014年春季)応用物理学会講演奨励賞受賞者紹介
(文責 辻本)
京都大学の超伝導・真空電子デバイスに関する研究室, Research group for superconducting and vaccum electronics in Kyoto Univ.