カテゴリー別アーカイブ: アウトリーチ

低温工学・超電導学会関西支部講演会で招待講演

1月28日、低温工学・超電導学会関西支部2018年度第3回講演会が大阪駅前第2ビル内にある大阪市立大学文化交流センターで行われ、掛谷が
「低温工学・超伝導でくすぐる科学の芽-京都大学集積機能工学研究室の場合」
という題目で、研究の最近の進展に加えて、集積機能工学研究室で推進しているアウトリーチ活動について紹介してきました。

本会は、事業会員である企業からの発表・参加者も多いので、学術的な話だけでなく、普通の学会ではしないようなアウトリーチ活動や異分野融合研究の紹介をさせていただきました。

ご出席の皆様には、興味深く聞いていただいたようで、非常に有意義な講演になりました。

会では、上場企業の研究部長に当たる方の講演での、
「企業でできる研究を大学でやってもマンパワーの問題でうまくいかない。大学の研究室では企業でできない新しい研究をしてほしい」
とのご指摘が印象的でした。

11月10-11日 サイエンスアゴラ(東京・お台場)に出展予定

11月10-11日の間、東京・お台場のテレコムセンターで行われている「サイエンスアゴラ」に
「パリで見つけた学問の宝石箱:越境による未来の創造」
-パリ異分野融合研究者の会
のメンバーとして、フランスで始まった学際研究の紹介をする出展を予定しています。
併せて、研究室で精力的に進めている高温超伝導テラヘルツ光源の研究紹介も行います。

掛谷が京大テックフォーラムで講演

10月29日、掛谷准教授が、東京駅前新丸ビルの京都アカデミアフォーラムで行われた京大テックフォーラム『次世代光技術の開拓 ~テラヘルツ、赤外光技術とマテリアルズインフォマティクスの拓く光社会~ 』で講演しました。

掛谷は「超伝導とテラヘルツが切り拓く未来社会」というタイトルで、超伝導量子計算技術の進展から集積研で行われている巨視的量子トンネル現象の研究、並びにテラヘルツ技術の応用の紹介から、高温超伝導体を用いたジョセフソンプラズマ光源の研究の進展について講演させていただきました。

他の2名の先生方の講演も非常に興味深く、ぜひ共同研究を一緒にしたいと思わせるものでした。

企業で研究開発に携わっている方々や、ベテラン科学記者の方とお話ができ、大学の中にいるのとは全く異なる交流ができたように感じました。

木津川市立木津小学校に出前授業

7月13日、京都府教育委員会の実施する「子どもの知的好奇心をくすぐる出前授業」で、木津川市立木津小学校を掛谷、岡崎、中村の3名で訪問し、6年生90名余りに電気と温度について知ってもらいました。

当日は、非常に暑い日で、熱中症の心配があったので、前半のお話しを図書室、後半の実験を各教室で行いました。

液体窒素で冷やされた超伝導体の上に浮いた磁石を見た時の子どもたちの驚いた様子が印象的でした。

また、10円玉と1円玉で電池を作ったときには、明るく光るように工夫する様子が頼もしかったです。

このような経験を通じて、新しいことに挑戦していってほしいと思います。

後日追記:
木津小学校のページに紹介されれました。こちら

記者説明 「超高速移動体通信を可能にするテラヘルツ光源の開発―モノリシック高温超伝導デバイスから円偏光電磁波の放射に成功―」

研究成果発表に関する記者説明
「超高速移動体通信を可能にするテラヘルツ光源の開発―モノリシック高温超伝導デバイスから円偏光電磁波の放射に成功―」
を京都大学時計台百周年記念館の中にある京都大学記者クラブで行いました。

記者説明はパワーポイントを用いた15分の説明の後、各記者からの質問に答える形で行われました。
論文の公開、京大からの発表は1月4日になります。
(1月7日追記:京大ウェブサイト記事へのリンク

研究成果は、超伝導体から作った1枚のデバイスから、特定の方向の偏りがない円偏光電磁波を放射させたことです。
円偏光電磁波は、GPSやETCに用いられていて、この技術を、高密度の情報通信が可能となるように、テラヘルツの周波数領域で実現しました。

既存のテラヘルツ光源が、発振と放射が別々の機構で動いていることと対照的に、超伝導テラヘルツ光源では、発振と放射が一つの形状で決まっていて、そのために自発的に高い円偏光度のテラヘルツ波が放射される点が非常に面白い点です。

 

記者レクに臨む掛谷(左)とアセム(右)

城陽市立深谷小学校に出前授業

京都府城陽市の深谷小学校に出前授業に行ってきました。
6年生36人を相手に楽しい授業です。
超伝導体を使って磁石が浮上するのに驚いたり、硬貨から作る電池でLEDが光るのに目を輝かせたりする子供たちに、私たちも元気をもらいました。

液体窒素を使って、風船をしぼませたり、超伝導体で磁石を浮かせてみたりしてみると、子どもたちは興味津々です。
風船を子供たちに膨らませてもらうところは、本題と違いますが大盛り上がり。

さらに、ひとりひとりが食塩水と硬貨で電池を作って、LEDを点灯させたときは大喜び。
それぞれが作った多数の「電池」を並列や直列につないで、明るさを競い合っていました。
何人かは、家のもので試してみて、おうちの方を困らせているかも・・。
それこそ、科学者の始まりで、それをこれからも伸ばしていっててほしいと思います。

感想文を送ってくださっているとのことで、とても楽しみです。

電気を使うものを挙げてもらっているところです。
3つの区分は何によって分けているでしょうか?
左に立っているのは、手伝ってもらった研究室学生の岡崎君です。
私の前で磁石が浮いているのに注目!
子どもたちに膨らませてもらった風船を液体窒素に冷やしているところです。

木津川市立高の原小学校に出前授業

京都市教育委員会「子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」の一環として、京都府南部の木津川市立高の原小学校の5年生57人に「温度と電気のふしぎ」という題の授業を行いました。

出前授業は、2クラスまとめて、2時間目と3時間目を続けて行いました。

まずは、超伝導体を液体窒素で冷やして、浮かせた磁石を見せるのは、いつものあいさつ。

次に、温度に関するお話。
子どもたちに膨らませてもらった風船を液体窒素でぺちゃんこしてびっくり。
温めたら元の大きさに戻って、また冷やしてぺちゃんこに。
これにはみんな大喜び。

休み時間を挟んだ3時間目には電気の話。
10円玉と1円玉、食塩水をしみこませたキッチンペーパーを使って8人の班に分かれて電池を作りました。
LEDが光った時には、驚きと喜びで歓声が上がりました。

科学を楽しみ、電気を身近に感じてくれた満足感をもって、高の原小学校を後にしました。