「アウトリーチ」カテゴリーアーカイブ

木津川市立木津小学校に出前授業

7月13日、京都府教育委員会の実施する「子どもの知的好奇心をくすぐる出前授業」で、木津川市立木津小学校を掛谷、岡崎、中村の3名で訪問し、6年生90名余りに電気と温度について知ってもらいました。

当日は、非常に暑い日で、熱中症の心配があったので、前半のお話しを図書室、後半の実験を各教室で行いました。

液体窒素で冷やされた超伝導体の上に浮いた磁石を見た時の子どもたちの驚いた様子が印象的でした。

また、10円玉と1円玉で電池を作ったときには、明るく光るように工夫する様子が頼もしかったです。

このような経験を通じて、新しいことに挑戦していってほしいと思います。

後日追記:
木津小学校のページに紹介されれました。こちら

記者説明 「超高速移動体通信を可能にするテラヘルツ光源の開発―モノリシック高温超伝導デバイスから円偏光電磁波の放射に成功―」

研究成果発表に関する記者説明
「超高速移動体通信を可能にするテラヘルツ光源の開発―モノリシック高温超伝導デバイスから円偏光電磁波の放射に成功―」
を京都大学時計台百周年記念館の中にある京都大学記者クラブで行いました。

記者説明はパワーポイントを用いた15分の説明の後、各記者からの質問に答える形で行われました。
論文の公開、京大からの発表は1月4日になります。
(1月7日追記:京大ウェブサイト記事へのリンク

研究成果は、超伝導体から作った1枚のデバイスから、特定の方向の偏りがない円偏光電磁波を放射させたことです。
円偏光電磁波は、GPSやETCに用いられていて、この技術を、高密度の情報通信が可能となるように、テラヘルツの周波数領域で実現しました。

既存のテラヘルツ光源が、発振と放射が別々の機構で動いていることと対照的に、超伝導テラヘルツ光源では、発振と放射が一つの形状で決まっていて、そのために自発的に高い円偏光度のテラヘルツ波が放射される点が非常に面白い点です。

 

記者レクに臨む掛谷(左)とアセム(右)

城陽市立深谷小学校に出前授業

京都府城陽市の深谷小学校に出前授業に行ってきました。
6年生36人を相手に楽しい授業です。
超伝導体を使って磁石が浮上するのに驚いたり、硬貨から作る電池でLEDが光るのに目を輝かせたりする子供たちに、私たちも元気をもらいました。

液体窒素を使って、風船をしぼませたり、超伝導体で磁石を浮かせてみたりしてみると、子どもたちは興味津々です。
風船を子供たちに膨らませてもらうところは、本題と違いますが大盛り上がり。

さらに、ひとりひとりが食塩水と硬貨で電池を作って、LEDを点灯させたときは大喜び。
それぞれが作った多数の「電池」を並列や直列につないで、明るさを競い合っていました。
何人かは、家のもので試してみて、おうちの方を困らせているかも・・。
それこそ、科学者の始まりで、それをこれからも伸ばしていっててほしいと思います。

感想文を送ってくださっているとのことで、とても楽しみです。

電気を使うものを挙げてもらっているところです。
3つの区分は何によって分けているでしょうか?
左に立っているのは、手伝ってもらった研究室学生の岡崎君です。
私の前で磁石が浮いているのに注目!
子どもたちに膨らませてもらった風船を液体窒素に冷やしているところです。

木津川市立高の原小学校に出前授業

京都市教育委員会「子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」の一環として、京都府南部の木津川市立高の原小学校の5年生57人に「温度と電気のふしぎ」という題の授業を行いました。

出前授業は、2クラスまとめて、2時間目と3時間目を続けて行いました。

まずは、超伝導体を液体窒素で冷やして、浮かせた磁石を見せるのは、いつものあいさつ。

次に、温度に関するお話。
子どもたちに膨らませてもらった風船を液体窒素でぺちゃんこしてびっくり。
温めたら元の大きさに戻って、また冷やしてぺちゃんこに。
これにはみんな大喜び。

休み時間を挟んだ3時間目には電気の話。
10円玉と1円玉、食塩水をしみこませたキッチンペーパーを使って8人の班に分かれて電池を作りました。
LEDが光った時には、驚きと喜びで歓声が上がりました。

科学を楽しみ、電気を身近に感じてくれた満足感をもって、高の原小学校を後にしました。

木津南中学校へ出前授業

10月25日、京都府教育委員会の「子供の知的好奇心を刺激する出前授業」で、京都府南部、奈良に接する木津川市の木津南中学校に出前授業に行ってきました。

対象は、3年生全員200余名、2クラスづつ3回に分けて45分の授業をさせてもらいました。

お題目は「身のまわりの工学」。
超伝導のデモンストレーションを見せて驚いてもらったのち、スマートフォンを題材に、「工学」や「グローバル化」について彼らと一緒に考えました。
事前課題として、生徒に以下の課題について考えてもらい、班ごとに発表してもらいました。

  1. あなたの身の回りにある工業製品やサービスで、仕組みを知りたいもの、うまくできているなと驚いたものを挙げて下さい。
  2. よく知っている製品やサービスを組み合わせて、新しい製品やサービスを考えてみましょう。
  3. あなたが将来、外国に行って仕事をする、あるいは逆に日本で外国人と一緒に仕事をすることを考えたことはありますか?あれば、どこの国でどんな仕事をしていますか?また、そのために必要な準備を想像してみて下さい。

10代の中学生らしく、柔軟でユニークな答えをもらいました。

また、生徒の発表の様子を見たり、先生方の言葉を聞たりして、自分自身が中学生だった時を思い出しました。

中学校のサイトにも記事が掲載されていますので、ご覧下さい。

こういう機会は、研究者を志した初心に戻れる良い経験です。これからも続けていきたいと思います。

最後に、3クラス目の生徒たちと集合写真。皆さんかわいいね。
最後に、3クラス目の生徒たちと集合写真。皆さんかわいいね。

小学校に出前授業

今日は、木津川市立城山台小学校にD3の野村君と一緒に出前講義に行ってきました。
新興住宅地に平成26年に開校した、新しい学校でした。

6年生24人に、「電気と低温のふしぎ」という題で、講義をさせて頂きました。
積極的に質問してくれて、ふしぎなことに素直になっている子供たちで、私たちも大変楽しめました。

それにしても、児童からの、「今までにどんな偉大な発見をしましたか?」と言う質問には、困りました。
君たちが偉大な発見をする番です。

この日の最高気温は35度、暑い中子供たちはとても元気でした。

この出前授業は、京都府教育委員会「子どもの好奇心をくすぐる体験授業」の支援を受けています。

お手伝いしてくれた野村君
お手伝いしてくれた野村君

野村義樹君が工学研究科長賞を授賞

D2の野村義樹君が工学研究科長賞を授賞し、研究科長室での表彰式に臨みました。

工学研究科長賞は高大連携活動に関して与えられ、賞状と副賞の盾を受け取りました。

おめでとうございます。

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工学研究科webサイトへのリンク
「平成27年度工学研究科長賞授与式」を行いました。

京丹波町立下山小学校に出前授業

京都府教育委員会が実施する「子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」事業で、京丹波町立下山小学校を掛谷、野村、岡本の3名が訪問しました。

桂キャンパスから京都縦貫道を丹波ICで降りて10分ほど走った山あいに下山小学校はありました。

準備終了後、校長室で校長先生にご挨拶。校長室に入ったことなんて小学生の時もあったでしょうか・・・。

さて、予定の時間が来て、会場の体育館に子供たちが集まってきました。1年生から6年生まで全校児童60名に対しての授業です。

まずは、液体窒素で超伝導体をひやして、磁石をうかせます。

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子供たちは、見たことのない現象に興味津々です。

さらに、温度とは何か、ということを説明するために、ゴムふうせんを液体窒素で冷やしました。

子供たちの予想を聞くと、割れてしまう、と言うのが多かったですが、見事「小さくなる」と言う予想もありました。

しかし、ぺちゃんこになってしわしわになり、あたためると元に戻る、ということにはびっくりしていたようです。

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つぎに、電気について知ってもらうために、1円玉と10円玉で電池を作りました。

5,6年生に濾紙を1円玉のサイズに切ってもらい、それを3つのテーブルに分けて、1,2年生、3,4年生、5,6年生で12個の11円電池を作って、LEDを光らせます。

光ったときは、「わあ、光った」、と歓声が沸きました。

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もし、おうちでそんなことをしているお子さんがいたら、許して下さいね。

片付けを終え、再び校長室でご挨拶をして、下山小学校を後にしました。

出際に、手伝ってくれた岡本君と記念撮影。

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こどもたちから、パワーと活力をもらうことができて、楽しい午後でした。