4月6日、京都市内某所にて、新人の歓迎会を行いました。
総勢12名の小所帯ながら、話題も途切れず、とても盛り上がりました。
例年会議室に集まって、素面で自己紹介をしていたのですが、今年は、歓迎会で全員自己紹介をすることにしました。
私が先頭でしたので、後のことを考えて控えめにスペックのみの自己紹介をしました。
これが、進んで行くにつれ、お酒のせいか、どんどん面白くなっていき、質問も盛んに出るようになりました。
そして、最後の新人2名はなかなか面白い自己紹介をしてくれました。
他に嬉しかったのは、多様性を認める配慮が皆できていたことです。
お酒を飲まないことも、食べられないものがあることも分かった上で、自然に付き合うことができるようになっていると思いました。
今年も1年が大変楽しみです。
新メンバーが加わり、授業開始より一足早く、新年度の本格的なスタートを切りました。
今年は、2名の新4回生が配属されました。期待しています。
顔合わせ(初召集)については、これまでとやり方を変えました。
新年度第1回の研究会に新メンバーを呼び、掛谷が研究室での過ごし方や今年の目標についてプレゼンを行いました。
研究を行う上で考えてほしいことについては、以下の3点を強調しました。
- 挨拶をする
- 安全は最優先
- 研究の記録を残し、論文として出版することが研究者の存在意義
挨拶は当たり前ですが、日常では意外にできていません。でも、就職(活動)で会社に行ったり、研究室にお客さんがいらした時は、みんな挨拶できています。かたや、大学内部の日常に目を向けると、見知らぬ人に会っても、たとえ知ってる先生に会っても、挨拶しなくってもいいんじゃないかっていう雰囲気があるような気がします。できるんだからしようよ、っていうのが正直な気持ちです。挨拶をきちんとすれば、いろんな人間関係に関わる問題が回避できると思います。
安全は言うまでもありません。
記録に関してですが、これは昨年のO事件に関係しています。それと、研究は論文にしないと意味がないっていうことも、わかっておいて欲しいことです。
研究室の運営に関してもいくつか変更しました。
- 配布物は原則英語で記述
- 4回生は4月から研究スタート
- 研究室運営に関する学生の負担を軽減
1は、世界共通に参照できる資料を残していく、というポリシーからです。
3については、今まで特にM1が負担していた研究室運営に関する日常業務を研究室秘書に移行していきます。
では、今年度もよろしくお願いします。
最近外に出ることが多いので、日焼けしています。
私たちの研究室では、自由な雰囲気のもと、メンバーが各自のペースで研究活動を実施しています。
研究室で重視していることは、
- 常識にとらわれないこと
- 失敗を恐れずにチャレンジすること
- とにかく、全力を尽くすこと
です。
このような姿勢ができていれば、必ず研究成果はついてきます。
とはいえ、未知のことに挑戦しているわけですから、努力が研究成果として間違いなく表れるとは限りません。
たとえ、研究成果として実を結ばなかったとしても、苦労して得た経験や人脈というのは、その後の人生にかけがえのない宝になるはずです。
研究室では、挨拶と会話を重視します。これは、発想の瞬発力を鍛えます。
たとえば、廊下で誰かとすれ違うとします。このとき、あなたの頭の中では、いろんな考えが働きます。
最悪なのは、黙ってすれ違おうという考えです。
そこを頭を巡らせて、何か一言気の利いた言葉をかければ、そこであなたの印象もアップしますし、あなたの発想も鍛えられたことになります。
このようなことの繰り返しで、研究だけでなく、発表、発想力が鍛えられると思います。
ぜひ、このような研究生活を過ごしてみたいと思いませんか。
京都大学の超伝導・真空電子デバイスに関する研究室, Research group for superconducting and vaccum electronics in Kyoto Univ.