「学会発表」カテゴリーアーカイブ

応用物理学会(北海道大学)で2件の発表

9月18日から21日まで北海道大学で行われた応用物理学会において、前田と掛谷が2件の口頭発表を行いました。

北海道大学博物館
クラーク像

国際会議IRMMW-2019に2名出席

9月1日から6日までフランス・パリで行われたテラヘルツ技術に関する国際会議IRMMW-THZ 2019に前田、掛谷の2名が出席し、それぞれポスター発表、口頭発表を行いました。

掛谷の口頭講演
ポスターセッションで前田が発表中
IRMMW-THz 2019授賞セレモニー。舞台上右側は本研究室共同研究者のJerome Tignon (ENS-Paris)。
バンケットのセーヌ川クルーズの席から見えた自由の女神とエッフェル塔
2018年ノーベル物理学賞のGerard Mourou 博士の講演。

日本物理学会(九州大学伊都キャンパス)で3件の発表

九州大学伊都キャンパスで行われた日本物理学会第74回年次大会に掛谷が参加し、シンポジウム講演1件、一般講演2件の発表を行いました。

掛谷が企画したシンポジウム「超伝導位相物理に基づくデバイスの進展ー非線形増幅・新奇ジョセフソン素子」には、100人を超える参加者があり、熱い討論が繰り広げられました。

講演番号 登録番号 タイトル 著者 所属 領域
14pF201-1 60062-1
はじめに
掛谷一弘
京大院工
領域6
15aS303-2 2295
Bi-richなBi-2212単結晶の輸送特性III
渡辺孝夫, 川村圭輔, 山口隼平, 佐々木菜絵, 藤井武則A, 木村尚次郎B, 谷口晴香C, 中西良樹C, 吉澤正人C, 三宅厚志D, 金道浩一D, 巴山顕E, 掛谷一弘E
弘前大理工, 東大低温セA, 東北大金研B, 岩手大理工C, 東大物性研D, 京大院工E
領域8
15aS303-3 2662
FeドープBi2212における固有トンネル分光II
岡本陸, 野村義樹, 臼井友洋A, 足立伸太郎B, 寺本祐基A, 渡辺孝夫A掛谷一弘
京大院工, 弘前大理工A, NIMSB
領域8

応用物理学会(東京工業大学)で1件の発表

東京工業大学大岡山キャンパスで行われた、応用物理学会春季学術講演会に掛谷、藤田の2名が参加し、藤田が超伝導・基礎物性のセッションで1件の発表を行いました。卒業するM2でしたが、奨励賞にもエントリーして、素晴らしい発表ができました。

藤田 秀眞1、前田 慶一郎1、アセム エララビ1、掛谷 一弘1 (1.京大院工)

キーワード:テラヘルツ発振、同期現象、偏光

積層固有ジョセフソン接合からなるメサ構造、特に最も高い出力が得られたアレイ化素子の同期振動条件の解明を目的として、2つのメサ構造を同時に動作させた場合について偏光状態を特定するストークスパラメーターの測定を行った。その得られた値から算出した偏光状態を比較すると、単独動作させた場合は楕円偏光となっているのに対して、並列動作させた場合はほぼ短辺方向への直線偏光となっていることがわかった。

Plasma2019で招待講演

2019年1月18日から21日までアメリカ・フロリダ州のセントラルフロリダ大で行われたPlasma2019 workshopで、掛谷が招待講演を行いました。

講演題目は”Circularly polarized terahertz-wave emission from monolithic Bi2212 devices“、高温超伝導デバイスから放射されるテラヘルツ電磁波を円偏光に制御する方法とそこからデバイス表面における電流分布の議論について報告いたしました。講演後、多くの参加者から質問があり、とくにホットスポットと偏光の関係についての議論が盛り上がりました。

また、学会では最近発見された超高圧下の室温超伝導のセッションがあり、多様な興味深い議論が繰り広げられました。

バンケットは主催者のRichard Klemm先生の自宅で行われ、50人もの参加者を収容するリビングの広さに驚きつつ、世界中から集まった研究者と楽しい時間を過ごせました。

次回の学会は、東ヨーロッパのモルドバ共和国の首都キシナウで2021年5月に開かれることに決まりました。

室温超伝導の発見者、ジョージワシントン大学のHemley教授を紹介するセッションの座長の門脇和男筑波大学名誉教授
オーランド郊外にあるKlemm先生の自宅でのバンケット

渦糸物理研究会で講演

12月3日から5日まで福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズで行われた第26回渦糸物理国内会議にて、掛谷が口頭発表を行いました。

「モノリシック超伝導ジョセフソンプラズマ光源の偏光測定と制御」
と題して、高温超伝導体からの円偏光テラヘルツ放射の進展など複数の話題を提供しました。

会議では、ボルテックスフォーラムの設立が議論され、2019年度以降の渦糸会議の実施主体をボルテックスフォーラムが担うことが検討されました。

2019年度は、集積機能工学研究室がホストとなることが決まり、掛谷がボルテックスフォーラムの幹事の一人に任命されました。

低温工学・超電導学会関西支部若手講演会で発表

11月30日に関西学院大学大阪梅田キャンパスで行われた、低温工学・超電導学会関西支部若手合同講演会でM2の藤田秀眞が発表を行いました。

講演は、「高温超伝導体メサ構造アレイからのテラヘルツ放射の偏光特性」という題目で、ごく最近の研究成果を発表しました。

強磁場コラボラトリの研究会で講演

11月26日から28日までに東北大学片平キャンパスで行われた「強磁場コラボラトリにおける物性研究の現状と展望」で掛谷が発表を行いました。

講演題目は
銅酸化物超伝導体における準粒子トンネル伝導の強磁場応答
2018年の3月に修士を終了した岡本君が大阪大学で行った実験結果から超伝導体に関する新しい研究指針を示しました。

微細加工を用いた新鮮な研究発表に対して、質疑応答が盛り上がりました。