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研究室OBが物理学会奨励賞受賞

研究室OBの辻本学さん(現:産業技術総合研究所、当研究室では日本学術振興会特別研究員SPD)が日本物理学会奨励賞(領域6)を受賞しました。おめでとうございます。

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受賞対象の論文には、当研究室在籍時の論文

M. Tsujimoto, H. Kambara, Y. Maeda, Y. Yoshioka, Y. Nakagawa, and I. Kakeya, “Dynamic Control of Temperature Distributions in Stacks of Intrinsic Josephson Junctions in Bi2Sr2CaCu2O8+δ for Intense Terahertz Radiation”, Phys. Rev. Applied 2, 044016-(1-5)
doi:10.1103/PhysRevApplied.2.044016

および当研究室での修士論文の成果を基にした

M. Tsujimoto, S. Fujita, G. Kuwano, K. MaedaA. Elarabi, J. Hawecker, J. Tignon, J. Mangeney, S.S. Dhillon, and I. Kakeya, “Mutually Synchronized Macroscopic Josephson Oscillations Demonstrated by Polarization Analysis of Superconducting Terahertz Emitters“,Phys. Rev. Applied 13, 051001 (Letter & Editors’ Suggestion) DOI: /10.1103/PhysRevApplied.13.051001

が含まれています。

辻本さんの今後のますますのご活躍を期待しています。

COSTの国際会議で招待講演

10月12日から14日までフランス、パリのCollege de Franceを現地サイトとしてハイブリッド形式で実施された国際会議”Low dimensional superconducting hybrids for novel quantum functionalities“において、掛谷が25分の
Mutual synchronization of non-linear Josephson oscillations mediated by superconducting plasmons of cuprate superconductors
と題した招待講演を行いました。

当該会議は、欧州における科学技術振興のための共同研究の枠組みCOSTにおける一つのプロジェクトであるNANOCOHYBRIの一環で、主に欧州の研究者が研究交流を行う中、少数の日本からの研究者として講演を行いました。

国際会議で招待講演

ハイブリッド形式(現地サイト:キシナウ・モルドバ共和国)で9月22日から24日にかけて実施された国際会議12th International Conference on Intrinsic Effects and Horizons of Superconducting Spintronicsにおいて、掛谷と小林(M1)がそれぞれ30分、20分の講演を行いました。

10:20-10:50Kakeya Itsuhiro  Mutual synchronization and helicity switching of terahertz radiation from intrinsic Josephson junction stack demonstrated by polarization analysis
12:00-12:20Kobayashi RyotaAnalysis of Frequency Entrainment of Mutual Synchronous Terahertz Oscillation in Bi2212 Mesa Array

現地参加できなかったのが残念です。

日本物理学会で発表とシンポジウム座長

オンラインで実施された日本物理学会2021年秋季大会において、掛谷准教授が1件の登壇発表を行い、シンポジウム「時空間制御による超伝導ダイナミクス研究の最前線」の座長を勤めました。また、共著での発表が他に2件ありました。

22pF1-1 固有ジョセフソン接合メサアレイの同期発振観測と解析
小林亮太, 巴山顕, 藤田秀眞, 掛谷一弘京大院工領域6

22aH1-2 超アンダードープBi-2223単結晶の作製と磁場中輸送特性
渡辺孝夫, 佐々木菜絵, 山口隼平, 小杉健太, 足立伸太郎A, 掛谷一弘B, 藤井武則C, 谷口晴香D, 松川倫明D弘前大理工, 京都先端科学大A, 京大院工B, 東大低温セC, 岩手大理工D領域8

22aH1-4 ウイスカ十字接合からのテラヘルツ発振
齋藤嘉人A, B, 掛谷一弘C高野義彦A, BNIMSA, 筑波大B, 京大C領域8

応用物理学会で発表

9月11日、オンラインで実施された第82回応用物理学会秋季学術講演会で小林亮太(M1)が下記の口頭発表を行いました。

[11p-N401-4] Bi2212メサアレイでの相互同期テラヘルツ発振現象における周波数同調解析

〇(M1)小林 亮太1、巴山 顕1、藤田 秀眞1、掛谷 一弘1 (1.京大院工)

講演時間を超過するたくさんの質問があり、大変注目を浴びたことがわかります。

本講演会では、共著講演として他に2件の発表がありました。

[11p-N401-5] ウィスカ十字接合を用いたテラヘルツ発振

〇齋藤 嘉人1,2、掛谷 一弘3、足立 伸太郎4、長尾 雅則5、寺嶋 健成1、竹屋 浩幸1、高野 義彦1,2 (1.物材機構 MANA、2.筑波大学、3.京大院工、4.京都先端科学大学、5.山梨大学)

[12a-N402-6] 1.5 MeV Hイオン照射したFeSe0.5Te0.5薄膜の超伝導特性

〇尾崎 壽紀1、柏原 卓弥1、掛谷 一弘2、石神 龍哉3 (1.関学大工、2.京大工、3.若狭湾エネ研)

集積機能工学セミナーを実施

7月14日午後、2021年度第1回集積機能工学セミナーとして、
篠島亜里先生(慶応義塾大学医学部眼科学教室特任講師)にオンラインで講演をいただきました。

世界中の査読付き医学論文から 論文投稿までのプロセスを紐解く ~SARS-CoV-2などを題材に~

と題して、巷にあふれる情報から正しい情報を抽出する力を涵養する内容をご教授いただきました。

研究室で修士学位記授与式を挙行

3月24日午後、集積機能工学研究室で修士課程を修了した3名に、
京都大学からの学位記を授与するとともに、研究室より2021年集積機能工学賞(副賞:賞状額)を授与いたしました。

みやこめっせでの全学学位記授与式の後、16:30より在学生を含めた研究室メンバーで集まり、学位記・集積機能工学賞授与の後、写真撮影と短時間の歓談を行いました。

修了おめでとうございます。
研究室の経験と自信を糧にして、これからの人生を豊かなものにされることを信じております。