6月16日(金)京都大学桂キャンパスにおいて、2017年3月博士課程指導認定退学の野村義樹氏の博士論文公聴会が執り行われ、3名の審査委員の審議の結果、博士論文が受理されました。
博士論文題目は
「Bi系高温超伝導体固有ジョセフソン接合における接合間相互作用
であり、論文では、複数のビスマス系高温超伝導体を用いて、巨視的量子トンネル現象の系統的に記述するためのモデルを提案しています。
野村氏には7月31日付で博士(工学)が授与され、授与式は9月30日に行われる予定です。
6月16日(金)京都大学桂キャンパスにおいて、2017年3月博士課程指導認定退学の野村義樹氏の博士論文公聴会が執り行われ、3名の審査委員の審議の結果、博士論文が受理されました。
博士論文題目は
「Bi系高温超伝導体固有ジョセフソン接合における接合間相互作用
であり、論文では、複数のビスマス系高温超伝導体を用いて、巨視的量子トンネル現象の系統的に記述するためのモデルを提案しています。
野村氏には7月31日付で博士(工学)が授与され、授与式は9月30日に行われる予定です。
6月12日、パリ郊外、PalaisauにあるEcole PolytechniqueのYannis Laplace博士に招かれて、セミナーを行いました。
パリの住まいであるCite Internationale UniversaireからRERという通勤鉄道に20分ほど乗った場所にあるLozereという小さな駅から階段を含む山道を登って着いた先は、大学のキャンパスながら馬が放牧されているという素晴らしい環境。
Yannisと会って、大学を案内してもらいました。彼の説明ではこの学校はフランス軍のエリートを育成する学校で、学部は全寮制となっている。入学試験には数学や物理だけでなく、運動もあり、なかなかスパルタンな学生がそろっているとのこと。そのため、制服姿の兵士(時に銃を持っている)もうろうろしているという、さらに日本ではありえない状況が見られます。馬が放牧されている長閑さとのコントラストが印象的です。
さて、セミナーでは固有ジョセフソン接合からのテラヘルツ発振を中心に私たちの研究を紹介しました。
45分の予定のところ、質疑応答が多く、90分も使ってしまいました。月曜日の午前中だったせいか、言葉が出てこなくて苦労しましたが、皆さん辛抱強く聞いてくださいました。
その後、Yannisと共同研究の話をして、9月までにもう一度会うことを約束して別れました。
また、私たちの研究分野で長らく活躍されているMarcinとKeesにも会うことができて、素晴らしい1日になりました。