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Nature Physicsにヘリウム不足の記事

Nature Physicsにヘリウム不足に関する記事を見つけました。
The impact of helium shortages on basic research
Nature Physics 10, 467–470  doi:10.1038/nphys3018

研究者向けの非常に詳細な情報があって、これを読んだだけで、情勢がわかる記事だと思います。
カタールの2014年世界シェアが14%にもなると予想されているのは、驚きです。

私が登場した3月の日経新聞の記事「ヘリウム危機 超えゆく技術」に関しては、いくつかのブログが言及しています。中には、すこしエキセントリックな主張のものまでありましたが・・。また、Nikkei Asian Reviewというサイトに海外向けの要約記事がありました。
No one taking helium shortage lightly

こちらには、私の写真を採用していただいております。(卒業生が見つけたというのは、これだったのか???)

日本経済新聞(3月22日付)に記事掲載 「ヘリウム危機 超えゆく技術」

国内のヘリウム需給ひっ迫状況について本研究室が取材を受けた特集記事が日本経済新聞に掲載されました。記事の見出しは、「ヘリウム危機 超えゆく技術 」

第二種超伝導の特徴であるピン止め効果により、高温超伝導体YBCOの焼結体がネオジム磁石によって吊り下げている様子が写真でご覧いただけます。

【参考リンク】
「ヘリウム危機 超えゆく技術 」(日本経済新聞コラム記事)

ヘリウムは極低温や強磁場環境に関係しない研究・産業分野であっても、誰もが必ずどこかでお世話になっている資源です。例えば、病院で体の断層写真を撮影をするMRI(磁気共鳴画像)検査では液体ヘリウムを使用します。他にもインターネットやIP電話などの高速通信技術に不可欠な光ファイバーの製造にヘリウムガスが使用されています。

最近注目されている原子番号の大きい希土類元素(レア・アース)と異なり、原子番号の小さいヘリウムは代替物質がほとんど存在しません。このことがヘリウムが貴重な資源である理由の一つであると考えられます。しかしながら、全世界で見ると貴重な資源であるという認識があまりなされていないという現状もあるようです。

日経新聞の記事で紹介させていただいた超流動現象および蛍光の写真は、それぞれ京都大学低温物質科学研究センターの佐々木豊教授と大塚晃弘准教授の研究室にて撮影されました。特に注目していただきたいのが、超流動ヘリウムが壁を這い上がって落ちる様子(フィルムフロー)の静止画です。屈折率が空気とほぼ等しい超流動ヘリウムは目視でも確認することが困難であるため、今回掲載された写真は非常に貴重な一枚といえます。