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Physical Review Applied誌に論文掲載

アメリカ物理学会Physical Review Applied誌(オンライン版)に辻本氏第一著者の論文が掲載されました。

本研究で高温超伝導テラヘルツ光源における温度分布の可視化と制御に成功し、温度分布とテラヘルツ発振強度の関係をはじめて明らかにしました。この成果により、高出力連続テラヘルツ光源を設計することが可能となります。

M. Tsujimoto, H. Kambara, Y. Maeda, Y. Yoshioka, Y. Nakagawa, and I. Kakeya
“Dynamic Control of Temperature Distributions in Stacks of Intrinsic Josephson Junctions in Bi2Sr2CaCu2O8+δ for Intense Terahertz Radiation”

DOI: http://dx.doi.org/10.1103/PhysRevApplied.2.044016

研究成果は京大HPでも紹介されました。
リンク: 京都大学ホームページ 研究成果

(文責 辻本)

日刊工業新聞に記事掲載

10月23日付の日刊工業新聞(19面)に研究成果が掲載されました。『テラヘルツ光源 温度分布を可視化 高出力装置設計に道』という見出しで、10月29日公開の原著論文と来月京大で開催される国際会議が紹介されました。記事の内容は下のリンクからご覧いただけます。

リンク
日刊工業新聞 『京大、テラヘルツ光源の温度分布の可視化に成功-高出力装置設計に道』

紙面イメージ

(文責 辻本)

京大HPプレスリリースに掲載

京都大学ホームページで本研究室の研究成果がプレスリリースされました。辻本氏第一著者の原著論文は10月29日にアメリカ物理学会Physical Review Applied誌(オンライン版)で公開されます。11月30日から京都大学で開催される国際会議「THz-Plasma 2014」では本成果について口頭発表を行います。

リンク:
高温超伝導体を用いた新しいテラヘルツ光源における温度分布の可視化と制御に成功 -小型コヒーレントテラヘルツ光源の実現につながる重要な手がかり-(京都大学ホームページ 研究成果)

(文責 辻本)

ASC2014で掛谷が発表

8月10日から15日までアメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロットで行われたApplied Superconductivity Conference 2014 (ASC2014)に掛谷准教授が出席し、発表を行いました。

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Charlotte Convention Centerの入口。巨大な会議場。

IMG_1735[1]Plenary talkの模様。アメリカらしく、インカムで講演、講演者も大写しに。

LT27で掛谷、辻本が発表

8月6日から13日までアルゼンチンのブエノスアイレスで行われた第27回低温物理学国際会議(27th International Conference on Low Temperature Physics)に掛谷と辻本が参加し、合計6件のポスター発表を行いました。

 IMG_1518ブエノスアイレスのシンボル、オベリスコ

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London Prizeを受賞したJohn Martinis (UCSB)の講演

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辻本氏のポスター発表

新しい超伝導単結晶膜の育成についての研究成果をPhysical Review誌に発表

小森祥央氏(D2)らが超伝導体PbSr2CaxY1-xCu2O7+δの単結晶試料を世界で初めて育成することに成功し、置換効果、コヒーレンス長や異方性など超伝導の基礎物性について報告した論文がPhysical Review B誌より発表されました。

Epitaxial growth and superconducting anisotropy of PbSr2CaxY1-xCu2O7+δ thin films

Phys. Rev. B 89, 174509 – Published 13 May 2014
S. Komori, R. Inaba, K. Kaneko, S. Fujita, I. Kakeya, and M. Suzuki

ABSTRACT

Thin films of single-crystal Pb1yBiySr2Y1xCaxCu2O7+δ (PbBi1212) were grown on SrTiO3 (100) substrates by a two-step growth technique in which an amorphous film is annealed at 970 C in a closed ceramic container prepared using the same material as the film. We find that PbBi1212 exhibits superconductivity when the Ca concentration xexceeds 0.3. The effective number of holes per Cu atom neff is well described as neff=0.34x. The highest onset temperature for the superconducting transition attained in the present study is 65 K. The resistivity measurement in a magnetic field reveals that the coherence lengths of Pb1212 (y=0) are approximately 25 and 2.7 Å along the abplane and the c axis, respectively.

DOI: http://dx.doi.org/10.1103/PhysRevB.89.174509