日仏二国間事業で京都大学に滞在中のSukhy Dhillon博士(Ecole Normale Superieure-Paris)がセミナーを行いました。
“Quantum Cascade Lasers: From Modelocking to THz non-linear optics“という講演題目で、量子カスケードレーザーの原理から時間領域ダイナミクスの最先端の研究成果について講演されました。
吉田キャンパスからもご出席いただき、多くの質問が出て、非常に盛況な情報交換となりました。
12月17日から19日に京都大学理学研究科セミナーハウスにて行われる第27回渦糸物理ワークショップのウェブサイトを公開しました。リンクはこちら。
皆様の参加をお待ちしております。
10月29日、掛谷准教授が、東京駅前新丸ビルの京都アカデミアフォーラムで行われた京大テックフォーラム『次世代光技術の開拓 ~テラヘルツ、赤外光技術とマテリアルズインフォマティクスの拓く光社会~ 』で講演しました。
掛谷は「超伝導とテラヘルツが切り拓く未来社会」というタイトルで、超伝導量子計算技術の進展から集積研で行われている巨視的量子トンネル現象の研究、並びにテラヘルツ技術の応用の紹介から、高温超伝導体を用いたジョセフソンプラズマ光源の研究の進展について講演させていただきました。
他の2名の先生方の講演も非常に興味深く、ぜひ共同研究を一緒にしたいと思わせるものでした。
企業で研究開発に携わっている方々や、ベテラン科学記者の方とお話ができ、大学の中にいるのとは全く異なる交流ができたように感じました。
4月になり、以下の新メンバーが4名集積研に加入しました。
前田慶一郎(修士1年)
末木 聖大(学部4回生)
中村 恵大(学部4回生)
巴山 顕(学部4回生)
4月5日に顔合わせを行い、早速歓迎会を実施しました。
今年も個性あふれるメンバーが集まりました。
ようこそ集積研へ。楽しい研究生活を送っていきましょう。
6月16日(金)京都大学桂キャンパスにおいて、2017年3月博士課程指導認定退学の野村義樹氏の博士論文公聴会が執り行われ、3名の審査委員の審議の結果、博士論文が受理されました。
博士論文題目は
「Bi系高温超伝導体固有ジョセフソン接合における接合間相互作用
であり、論文では、複数のビスマス系高温超伝導体を用いて、巨視的量子トンネル現象の系統的に記述するためのモデルを提案しています。
野村氏には7月31日付で博士(工学)が授与され、授与式は9月30日に行われる予定です。
研究室に新しいメンバーが3名加わり、4月1日から新体制で始動しました。
ちょうど満開になった桂キャンパスの桜の前で集合写真を撮りました。
今年1年もどんどん研究成果を出していきます。
右から
野村、時任、渡邊、土居、掛谷、池端、藤田、岡本、アセム、小森
3月23日に大学院の学位記授与式、24日に学部の学位記授与式が執り行われ、集積研のメンバーでは、
博士(工学) 小森祥央
修士(工学) 鵜沢旭、温一凡
学士(工学) 岡本陸、斉藤寛、徳永貴之
の6名がそれぞれの学位記を受領しました。
おめでとうございます。
まずは、一里塚として、さらなる活躍を期待しております。
東北学院大学で行われた日本物理学会第71回年次大会において、当研究室から2件の発表を行いました。
20pAR-5 |
超伝導自由度間相互作用に注目した多層固有ジョセフソン接合系におけるテラヘルツ発振と巨視的量子トンネル現象
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掛谷一弘
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京大院工
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領域6 |
「固有ジョセフソン接合の最前線」シンポジウムにおける講演でした。固有ジョセフソン接合における第2スイッチ事象とPb1212超伝導体の固有ジョセフソン接合に関して、多数の質問がありました。
22pBL-7 |
Bi-2223固有ジョセフソン接合を使ったテラヘルツ発振の検証
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辻本学, 斉藤寛, 土居卓司, 温一凡, Asem Elarabi, 掛谷一弘, 足立伸太郎A, 渡辺孝夫A
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京大院工, 弘前大理工A
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領域8 |
Bi2223からのテラヘルツ発振に関する世界で初めての報告で、大きな注目を集めました。
今学会では、共同研究先の発表で、共著になっているものを含めて、計3件の発表がありました。共同研究者の皆様、ご静聴頂いた皆様に感謝申し上げます。