Ecole Polytechniqueで講演

6月12日、パリ郊外、PalaisauにあるEcole PolytechniqueのYannis Laplace博士に招かれて、セミナーを行いました。

パリの住まいであるCite Internationale UniversaireからRERという通勤鉄道に20分ほど乗った場所にあるLozereという小さな駅から階段を含む山道を登って着いた先は、大学のキャンパスながら馬が放牧されているという素晴らしい環境。

Yannisと会って、大学を案内してもらいました。彼の説明ではこの学校はフランス軍のエリートを育成する学校で、学部は全寮制となっている。入学試験には数学や物理だけでなく、運動もあり、なかなかスパルタンな学生がそろっているとのこと。そのため、制服姿の兵士(時に銃を持っている)もうろうろしているという、さらに日本ではありえない状況が見られます。馬が放牧されている長閑さとのコントラストが印象的です。

さて、セミナーでは固有ジョセフソン接合からのテラヘルツ発振を中心に私たちの研究を紹介しました。

45分の予定のところ、質疑応答が多く、90分も使ってしまいました。月曜日の午前中だったせいか、言葉が出てこなくて苦労しましたが、皆さん辛抱強く聞いてくださいました。

その後、Yannisと共同研究の話をして、9月までにもう一度会うことを約束して別れました。

また、私たちの研究分野で長らく活躍されているMarcinとKeesにも会うことができて、素晴らしい1日になりました。