研究データ保存計画

平成28年5月2日

集積機能工学研究室 データの保存方法について

  1. 工学研究科からの指導
    • 発表済み学術論文・博士論文に使用したデータは、「工学研究科研究データ保存システム」に保存する
  2. 博士・修士・学士論文(学位論文)の執筆に利用したデータ

ここでの「データ」とは、文章ファイル(tex, pdf, docなど)および図表ファイル、それを作成した実験データ、数値計算スクリプトを指す(最低要件)。学位授与1ヶ月以内に研究室共用ネットワークストレージ(以下LANdisk)内、「Thesis」の該当フォルダに保存する。

  • サブフォルダ命名ルール
    • Thesis
      • Bachelor
      • Master
      • PhD
        • 2016掛谷(学位授与暦年名前;以下例)ここにpdfやdocファイルを入れる。各図の元データの場所を示す文書も入れる。
          • 編集に適したグラフファイル(opjなど)、図ファイル(pptなど)epsまたはpdf生成直前のファイル
            • 編集・解析途中のファイル
          • ファイル名、フォルダ構造上の注意
            • 階層は支障のない程度に少なくする(上記は3階層)
            • 解析データのファイル名から、試料と測定条件を特定できるようにする
              • 複雑にならないように整理する
              • 複雑であれば、対応する表を作る
              • フォルダによる分類は最小限に
  1. 学術論文の執筆、学会発表に利用したデータ(投稿中も含む)

投稿・発表後1週間以内に、LANdisk内、「Publication」の該当フォルダに保存する。保存データの内容、ファイル名、フォルダ構造上の注意は上記「Thesis」に準ずる

  • サブフォルダ命名ルール
    • Publication
      • 2016掛谷(発表年名前;以下例)
        • 201603JSAPxxxx(発表年月学会名;後に続く文字は任意)
        • 201605SUSTxxxx(発表・投稿年月雑誌名)
  1. 研究に関して取得したデータすべて
    • 毎年3、9月末までにLANdisk内「Experimental data」の該当フォルダに保存する
    • サブフォルダ命名ルール
  • 実験データ
    • 2016掛谷(年名前;年は対応が付けばよい)
  • ファイル構造は、基本的に「Thesis」に従うが、階層構造の制約は課さない
  • 測定データのグラフファイル、対応する表
    • ファイル名は試料、測定条件がわかるように
  • 図ファイル、スクリプトなど
  • 実験装置からコピーした生データ
  • 実験ノートのスキャンファイル
  1. 実験ノート
    • 日付、条件など、生データに紐付けることができ、実験を再現できるように記録する。基本的に、紙媒体を研究室に残しておく
  2. 実験試料(サンプル)
    • 試料には、一つ一つ特定できるように名前を付ける
    • 命名ルール
      • 20160502A1:試料製作(微細加工、単結晶育成)開始日付、チップ・場所などを特定する文字列(特定できることが重要)
      • 論文で使用した名前と対応できるようにする
  1. 生データの取扱
    • 測定で得られた生データは、測定装置の計算機において変更・上書きしない
    • 各自の端末にコピーして変更を行う

以下、測定プログラム作成・変更上の注意

  • 生データ命名ルール
    • dat測定開始年月時間
    • コメントに測定条件などが入れられるようにする
    • 実験ノートと照合して、測定条件がわかるようにする
  1. 注意

まとめてやろうとすると大変なので、日頃から整理を心がけて、手元の端末の一部を定期的にLANdiskにバックアップすればいいようにしておいて下さい。