Max-Planck Institute for Solid State Physicsでセミナー講演

9月13日、Stuttgart郊外にある、Max-Planck Institute for Solid State Physicsを訪問しました。固体物理の研究者ならば、一度は聞いたことのある研究所です。
こちらに所属する共同研究者、Alexander Boris博士の計らいで、セミナー講演をさせていただくことに。私にしては珍しく、かなりの緊張。

講演タイトルは
”Evolution of collective inter-layer intrinsic Josephson phenomena in three BSCCO superconductors”
多くの方にご出席いただき、活発な議論ができました。

研究所内は、圧巻の一言。ドイツという国がどれだけ基礎研究に資金を投じているかがよくわかります。フランスは人的資源に投資をしていますが、ドイツはそれに加えて、実験設備も素晴らしい。EUをけん引している現在の経済状況はここを源とするのでしょうか?

研究所エントランスホールにある、「量子ホール効果の発見」でノーベル賞を受賞したvon Klitzingが使った試料育成装置と試料のイメージ
エレベーター横に貼り出されていた。掛谷のセミナー告知。
Boris博士の研究室のPhD学生のDanielと彼が使っているTHz-TDS装置